医療用品

縫合糸について

縫合糸とは、文字通り切開した傷口や手術部位の組織の縫合に使用する糸の事です。
ドレーンやPICCの固定などにも使用します。


縫合糸には大きく分けて、「溶ける糸(吸収性縫合糸)」と「溶けない糸(非吸収性縫合糸)」があります。
吸収性縫合糸は主に消化管・筋膜・筋層・皮下組織・尿路生殖器などに使用します。

なすび

そういえば 出産で会陰切開した時に使用したのは吸収性縫合糸でした。
ビビりなので、あとで抜糸しなくて良いのは正直良かったかな、と思います(笑)

縫合糸には他にも素材の違い(絹糸・ナイロン・ステンレス)や、糸の構造による違い(単一の糸か、裁縫の糸のようなより糸)などがあります。

いろいろ種類はあるのですが、正直病棟勤務なら使用頻度は限られるので、全部覚える必要は無いかな、と個人的に思います。
(アバウトですみません( ̄∇ ̄;) )

とりあえず私の勤務する外科病棟においてあるのはバイクリル・シルク・ナイロンの3種類です。

縫合糸の大まかな特徴

バイクリル:吸収糸。一応置いてあるけど病棟では殆ど使用しない。


シルク:丈夫で扱いやすく、滑りにくい。生体にとっては異種蛋白であるため組織反応が起こりやすい(炎症や癒着を起こす可能性がある)。結びやすく、ほどけにくい。主に手術の際に使用する。


ナイロン:モノフィラメントの糸。組織反応を起こしにくい。結びにくくほどけやすいが、強度は強い。

病棟に置いてある糸のサイズは、2-0、3-0、4-0の3種類です。
数字が大きくなるほど糸は細くなります。


縫合の際にどの糸を使用するかは医師の好みもあるので、介助の際に糸の種類・サイズをしっかりと確認をしましょう。