看護まめ知識

コッヘル鉗子

コッヘル鉗子とは?

コッヘル鉗子は、外科手術で止血の際に使用する止血鉗子です。

コッヘル鉗子には、先端に鈎(かぎ)状の突起がついています。
これを有鈎(ゆうこう)といいます。

同じく止血に使用するペアン鉗子もありますが、ペアン鉗子には鈎がありません。
これは無鈎(むこう)といいます。

コッヘル鉗子は鈎があることで動脈や組織が滑ることなく、しっかりと把持・圧挫ができるという利点があります。また、筋膜などを把持して術野を広げたり、皮下を剥離するときに組織を把持しておくなどの用途でも使われます。

コッヘル鉗子は主に皮膚や皮下組織など、腹膜切開前および閉創の際に使用しますが、腸管などの軟らかい組織をコッヘル鉗子で掴んでしまうと先端の鈎により穿孔する危険性があるため、腹膜を切開した後の臓器にコッヘル鉗子を使用してはいけません。

うさぎ先輩  

病棟などでチューブ類をクランプする際に
鉗子を使用する事があります。
コッヘル鉗子は先端に鈎がついており、クランプの際にチューブ類を破損してしまう可能性があるのでコッヘル鉗子は使用してはいけません。